1997年イラン／カラー／90 分
監督＝マジッド・マジディ
出演＝ミル＝ファロク・ハシェミアン、バハレ・セッデキ

妹の靴を修理するお使いの帰り道、その靴をうっかりなくしてしまった兄を中心とした話が展開していきます。

兄妹とも一足ずつしか持ってなく、新しい靴を買う余裕もないため、兄の靴を妹と交代で履いて親にばれないように過ごします。ある時、近々開催されるマラソン大会の賞品として靴がもらえることがわかり、兄は参加することに。

兄妹がとっ～てもかわいいです！

イランの下町の暮らしも垣間見えます。
学校に通うのに男子と女子で時間帯を変えて登校するというのには驚きます。
また、登場する家族の家の中には机や椅子などがなく、兄妹は床の絨毯の上で宿題やお絵かきをしていました。先日見たNHKのニュースの中で、イランの家庭の中が映されていましたが、やはり絨毯の上で書道を習っている子どもがいました。あちらでは普通なのでしょうか。

最初はイラン独特のシーンから始まるので興味津々でしたが、最後には、中東が舞台という意識がなく、ただただ子ども達の元気さ、楽しさ、素直さに感動していました。