和書「たんぽぽの日々」

「たんぽぽの日々」俵万智

もっと赤ちゃんから幼児までの頃を詠んだ歌はこちらも。

「プーさんの鼻」俵万智

子どもが幼稚園といえば、親子で普通に会話もできて一番面白く子育てを楽しめる時期かもしれない。
それでも毎日の生活の中でつい叱ってしまったり、あー早く大きくなったら手が離れて楽になるのに!と思ったり。
そんな時にふとこの本を手に取り、ぱらぱらと目についた歌を読むと、この幼い子との日々がとてもかけがえのないものなのだと気づかされる。
園バスを見送るシーンや、何かで落ち込んだ時でも育児は待ったなしの日常のことや、タイトルの元にもなった、たんぽぽの綿毛を吹くシーンなど、いろいろな「そうそう、あるある」と共感できる日常の一コマを見事に切り取って詠んでくれている。
一度に読むのはもったいないので、私はぱらぱらと一年以上かけて読んだ。

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